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コラム
照明工事
【LED照明】LED照明の交換に工事は必要なのか?
照明工事
2024.08.06
昨今フリークスではオフィス・工場内の蛍光灯交換依頼・問い合わせが増えてきております。
・家電量販店で購入したLED照明が使えるのか
・他社で見積をお願いしたが、金額が高く相見積もりをお願いしたい
・今の照明器具が古くなり、新しい照明に交換を検討しているので提案してほしい
など、さまざまなお声をいただいております。今回は蛍光灯からLED照明に切り替えを考えている企業様へ、
お役立ち情報とご自身で交換した際、気を付けてほしい情報をお伝えいたします。
①電気工事が不要なLED照明
家電量販店・ネットショップで工事不要と記載がある商品が該当します。
ご自身で既存の器具に交換することができます。
しかし、LED照明に交換する際はご自身で既存の照明器具の種類を確認する必要があります。
照明器具の点灯方式には下記のような種類があります。取り付ける種類を間違えてしまうと、
最悪の場合火災の原因となってしまいます。
点灯方式 | 表記 |
---|---|
グロースターター形(直管型) | FL |
グロースターター形(丸形) | FCL |
ラピッドスタート型 | FLR |
インバーター型 | FHF |
ご自身で交換される際には、しっかりと既存の照明器具の表記を確認する必要があります。
ご自身で交換する際のメリット・デメリットとしては、
■メリット
・業者による工事がないため、ランプのみの費用で済むため最も安く済ませることができる。
・ランプの取り換えも比較的簡単で誰でも交換ができる。
■デメリット
・蛍光灯の安定器を使用して点灯するため、寿命が安定器次第では短くなる・消費電力が増えてしまい本来の省エネにつながらない。
・古い安定器を使っている場合は器具の劣化から火災の原因につながる可能性がある。
②電気工事が必要なLED照明
既存の照明器具はそのまま使用してLED照明に交換します。
交換の際、照明器具の安定器と呼ばれる機器を外す工事が必要となり、この作業には電気工事士の資格が必要となります。
バイパス工事が必要な理由は、安定器自体が壊れた場合はいくらLED照明が新しくても点かなくなることがあります。
また、本来消費電力が少なくなるエコ商品が安定器を通すことで電力消費が増えてしまいエコ商品の意味がなくなってしまいます。
そのためパイパス工事が必要となります。
バイパス工事を行うメリット・デメリットとしては、
■メリット
・照明器具本体の交換が必要ではないため、工事費用を抑えることができます。
・既存照明器具をそのまま使用するため、照明のデザインを変えずに使用することができます。
・蛍光灯に比べてLED照明は寿命が長いため、照明交換の回数が減りコストが下がる。
■デメリット
・照明器具本体が古いとLED照明より先に本体が壊れて点灯しなくなる可能性がある。
・業者にお願いする際、既存の照明器具が問題なく使えるかどうか1台、1台点検する必要があります。
③LED照明器具に交換
既存の照明器具が10年以上お使いの場合は器具の劣化の恐れがあります。
新しいLED照明にランプを交換しても、器具に不具合があれば点灯しなくなり器具交換を
行う必要があり、二重に工事費用を払うことになってしまいます。また、
劣化がある器具を使い続けると、照明のチラつき、火災につながる可能性があります。
今お使いの照明器具が10年以上使用しているまたは、いつから使用しているのか分からない
場合は業者に器具の損傷があるかどうか確認の依頼をお願いすることをおすすめいたします。
照明器具自体交換するメリット・デメリットとしては、
■メリット
・器具も照明も新しくなるため、故障の原因が一番少ない。
・消費電力が少ないので月々の電気代を減らすことができる。
・蛍光灯より発熱を抑えることができるため、微量ながらも冷房効率に影響がある。
■デメリット
・紹介した中で一番導入コストがかかる。
・台数が多ければ多いほど、工事の規模が大きくなり工事期間中の事業をどうするか
の問題が出てくる。
まとめ
普段身近にある電気は扱い方を間違えると大事故につながる危険性があります。
今回のコラムを最後まで読んでいただいた方はぜひご自身のオフィスの照明がいつから使っているのか確認してみてください。
ひょっとしたら10年以上使っているかしれません。
一般社団法人日本照明工業会様から照明器具の安全チェックシートが公開されておりますので、
ぜひご活用ください。
URL:一般社団法人日本照明工業会
LED照明への交換が進んできましたが、まだまだ交換が進んでいない施設などちらほらと見受けられます。蛍光灯は在庫限りとなっておりますのでなくなり次第LEDに交換を考えていらっしゃいる方もいると思いますが、需要が高まると、希望の期間で交換ができない、工事費が高くなる可能性もあります。
比較的落ち着いている間に交換をお勧めいたします。
フリークスでは現地調査・お打ち合わせは無料にて対応しております。
お気軽にお問合せくださいませ。